[シドニー 6日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相と閣僚は6日、就任宣誓を行い2期目をスタートさせた。
副首相を務めるロバートソン財務相は同性愛者で、同性愛者であることを公言した政治家が副首相に就任するのは同国で初めて。また5人の先住民のマオリ族が入閣した。20人の閣僚のうち女性は8人。
選挙管理委員会が公表した10月17日の総選挙の最終結果によると、アーダーン氏が率いる労働党は120議席中65議席を獲得した。
野党国民党は33議席、先住民を代表するマオリ党は2議席を得た。
アーダーン氏はウェリントンで「われわれには一緒に乗り越えなければならない大きな課題があるが、それを成し遂げるチームがある」と語った。
総選挙と同時に行われた国民投票の最終結果は、嗜好用大麻の使用を認める法案への反対が50.7%と賛成をわずかに上回った。一方、安楽死の合法化は3分の2近くが賛成した。