[ワシントン 6日 ロイター] - 米政府は6日、レバノンのアウン大統領の義理の息子でキリスト教政党の自由愛国運動(FPM)を率いるゲブラン・バジル氏に制裁を発動した。汚職に加え、レバノンのイスラム教シーア派民兵組織「ヒズボラ」への支援を理由に挙げた。
米政府はここ数カ月、ヒズボラを支援したとして、レバノン政府の閣僚らを制裁の対象としている。
米国務省は、バジル氏が「レバノンの汚職の最前線」に立っていると批判し、米国への渡航を禁じた。
ポンぺオ国務長官も声明で、バジル氏が「レバノンをむしばむ汚職や政治的後援に寄与し、ヒズボラによる不安定化に向けた活動を支援かつ扇動している」と述べた。
バジル氏はツイッターへの投稿で、制裁によって脅かされることはないと言明した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201106T195310+0000