[ジュネーブ 9日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は9日、米大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領に祝意を示した上で、緊密に協力していくことを楽しみにしていると表明した。
テドロス氏は「新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)を終わらせ、世界の多くの問題の根底にある根本的な不平等に対処するために、相互信頼と相互説明責任に基づくリーダーシップを再考する必要がある」と述べた。
WHO改革については、取り組むべき課題がなお山積しているものの、方向性は正しいとした。
有識者で構成する独立監視委員会は先週、WHO改革を巡り、感染症拡大の初期段階で加盟国に警告を発する多層的な仕組みのほか、「予測可能で柔軟な」資金調達の導入などを提言した。