[東京 11日 ロイター] - 宮城県の村井嘉浩知事は11日、東北電力 (T:9506)女川原発2号機の再稼働に向けた立地2市町長との3者会談において、再稼働を「了承した」と述べた。これにより、再稼働に必要な地元同意手続きが完了する。
東日本大震災で被災した原発としては初の再稼働手続きとなる。村井知事は「地域住民や地域団体から慎重な意見があった。いろいろな意見があった中での苦渋の決断だった」と述べた。
梶山弘志経済産業相は、原発再稼働の政府方針について「世界で最も厳しいレベルの新規制基準に適合すると認められた場合のみ、その判断を尊重し、地元の理解を得ながら再稼働を進める」と述べている。
(清水律子)