[北京/台北 11日 ロイター] - 米国と台湾が今月下旬に経済対話を行うと発表したことを受け、中国外務省は11日、米国に対し台湾との関係強化をやめるよう要求した。
汪文斌報道官は会見で「米国は台湾との公式な接触など、双方の実質的な関係強化をやめるべきだ」と述べた。
ポンペオ米国務長官は10日、台湾との「経済繁栄・パートナーシップ対話」を今月20日に開催し、米側代表をクラック国務次官が務めると表明した。クラック氏は9月に、米国務省の当局者としては過去40年で最も高位な人物として訪台していた。
台湾の蔡英文総統は11日、「米国の政府や人事に変化があるかもしれないが、台米関係の継続的な発展を確信している」と述べた。