[11日 ロイター] - ソフトバンクグループ (T:9984)は11日、新設した上場株運用子会社「SBノーススター」のこれまでの投資損失が約37億ドルに上ったと明らかにした。
ノーススターに関する情報はこれまで多く公表されていなかったが、米ハイテク株のデリバティブ(金融派生商品)で大口のポジションを抱える「ナスダックのクジラ」とメディアなどで呼ばれている。
公表資料によると、SBノーススターの登記はケイマン諸島で、アブダビを拠点とするアクシャイ・ナヘタ氏が最高経営責任者(CEO)を務める。
ソフトバンクは9日、2020年4―9月期の連結純利益(国際会計基準)が前年同期比4.4倍の1兆8832億円だったと発表した。資産売却に伴う利益計上に加え、金融市場の復調や新型コロナウイルスの影響によるデジタル需要拡大が追い風となって投資先の価値が上昇した。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201111T231039+0000