[ドバイ 17日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の合同技術委員会(JTC)が2021年の原油需要見通しを引き下げたことが、ロイターが入手した内部資料でわかった。OPECプラスは21年も一段と供給を抑制する可能性がある。
2021年の原油需要見通しは前年比日量620万バレル増とし、先月の見通しに比べ30万バレル引き下げた。供給超過量は日量150万バレルと予想。前回予想では、需要低迷と非加盟国からの供給増という弱気見通しの下でも20万バレルとしていた。
現在の減産が2021年第1・四半期まで延長された場合、経済協力開発機構(OECD)加盟国の原油在庫は、5年平均を7300万バレルを上回る水準にまで減少するとした。減産が2021年上半期まで延長された場合には、5年平均を2100万バレル上回る水準になるとした。