[ロンドン 17日 ロイター] - 英国のジョンソン首相は17日、欧州連合(EU)と通商交渉について、合意には程遠いと述べる一方、合意の有無にかかわらず英国は力強く成長するという考えを示した。
EU離脱後の移行期間は年内で終了するが、ジョンソン首相は閣議で、考えは変わっていないと表明。合意は望んでいるが、主権に関する中核的原則、法律や国境、資産、漁業権を巡る統制権を犠牲にするつもりはないと強調した。
その上で、「英国の主権を完全に尊重した解決策を見つけるために懸命に努力しているが、合意が可能であることを証明するには程遠く、時間はかなり少なくなっている」と指摘。また、貿易協定で合意できなくても、英国の繁栄を確信していると述べた。