[ニューヨーク 4日 ロイター] - 北海ブレント先物が米国時間で1%超上昇し、1バレル=50ドルをやや下回る水準で推移した。米経済刺激策や新型コロナワクチンへの期待が主要産油国による減産幅縮小や新型コロナ感染者の急増を打ち消した。
米民主党のペロシ下院議長は4日、新型コロナウイルス経済対策法案を巡る協議に弾みがついていると述べた。上下両院の民主・共和両党の議員らは来週の議会通過を目指し、9080億ドル規模の超党派案の最終調整を進めているという。
清算値は、北海ブレント先物が0.54ドル(1.11%)高の49.25ドル。一時49.92ドルと3月上旬以来の高値を付けた。米WTI原油先物は0.62ドル高の46.26ドル。この日の高値は46.68ドルだった。
週間では北海ブレントが1.7%、WTIが1.9%それぞれ上昇した。上昇は5週連続。
みずほのエネルギー先物担当責任者、ボブ・ヤウガー氏は、この日の上昇要因は米景気刺激策だったと指摘。「週末に合意に達する可能性があるため、ショートポジションを抱えたまま家に帰ることはできない」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201204T221137+0000