[カラカス 7日 ロイター] - ベネズエラの全国選挙評議会(選挙管理委員会に相当)は7日、6日行われた国会議員選挙でマドゥロ大統領支持の候補者が過半数を獲得したと発表した。野党は不正が予想されるとして選挙をボイコットした。
国営テレビでの発表によると、大統領支持派が520万の総投票数のうち67.6%を獲得した。投票率は31%にとどまった。
これにより野党が過半数を占めていた国会はマドゥロ大統領支持派が掌握することになる。
有権者の多くは、野党指導者で国会議長のグアイド氏の呼び掛けに応じて投票しなかった。
ベネズエラ経済は破綻状態にあり、新たな国会が国民の生活改善に寄与する可能性ほとんどない。西側諸国はマドゥロ大統領の国政運営失敗と人権軽視を批判している。