[ソウル 9日 ロイター] - ビーガン米国務副長官は9日、韓国外務省の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官と会談し、米国で政権が交代しても、米韓の間の強固な信頼や同盟関係は維持されるとの認識を示した。韓国外務省が発表した。
崔次官は会談で、バイデン氏が米大統領に正式に就任する前に、米韓がこれまで共に達成してきた成果が進展するよう、ビーガン副長官に橋渡しの役割を求めた。
崔次官は、米韓はこの3年間、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の下で多くを成し遂げてきたと強調。朝鮮半島の平和構築、新型コロナウイルスへの対応での協力、韓国での米軍の移転などを挙げた。
韓国による米軍の駐留経費負担問題については、双方とも公式な発言はなかった。
ソウルの米大使館がツイッターに投稿したところによると、ビーガン副長官は、韓国外務省の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長とも会談し、北朝鮮の非核化を巡って議論した。