[シドニー 10日 ロイター] - オーストラリアのテイラー・エネルギー相は10日、同国はパリ協定で設定された2030年までの温室効果ガス排出削減目標を超過達成できる見通しとの声明を発表した。
現在の予想では、2030年までに同国の排出量は2005年比で29%減少する見通しで、パリ協定が定める26─28%削減を上回るという。
同氏は声明で「われわれは掲げた約束を常に実現する。2030年の目標を超過達成する明確な計画がある。最新の予想は、オーストラリアの強い実績を反映している」とした。
気候変動に関する国際的枠組み「パリ協定」成立から5年目となる12日には、国連と英国の共同開催で国連気候サミットが行われる。
オーストラリアは世界最大の石炭とガスの輸出国。9月に、温室効果ガス排出削減技術に今後10年間で180億豪ドル(133億9000万米ドル)を投資する計画を打ち出している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201210T031439+0000