[ワシントン 10日 ロイター] - 米民主党のゲイリー・ピーターズ上院議員は10日、コールドチェーン(低温物流)関連企業など新型コロナウイルワクチンの流通に携わるインフラ企業に対しサイバー攻撃が行われていると述べた。
上院商業委員会の公聴会で「IBMが最近、新型コロナワクチンの流通に携わるインフラ企業に対するサイバー攻撃の詳細を示す報告書を発表した」と指摘。先月にはコールドチェーン関連会社からサイバー攻撃の標的になったとの報告を受けたとした。
フェデックス・エクスプレスのバイス・プレジデント、リチャード・スミス氏は、商品発送に対するサイバー攻撃を回避するためにネットワークを「強化」していると述べたが、問題が発生したかどうかについては言及しなかった。
ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)のグローバルヘルスケア部門プレジデント、ウェズリー・ウィーラー氏は、サイバー攻撃の標的になっているかどうかについて明言は避けたうえで、「毎日攻撃を受けているが、当社の電子メールシステムは非常に厳重だ」と述べた。