[ロンドン/北京 12日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は12日、国内総生産(GDP)当たりの温室効果ガス排出量を2030年までに05年比で65%ないしそれ以上削減すると表明した。15年に打ち出した、30年までに60-65%削減するという目標を引き上げた形だ。
習氏はこの日開催された国連の気候変動に関するバーチャル形式の会議で「2030年に向けてさらに踏み込んだコミットメントを発表したい。中国は常に自らのコミットメントを順守する」と語った。
また風力・太陽光発電の能力を30年までに1200ギガワット(GW)以上確保し、この間に第1次エネルギーに占める非化石燃料の割合の目標を従来の20%から25%前後に高める方針も明らかにした。