💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

OPECプラス、協調減産協議平行線 翌日に討議継続

発行済 2021-01-05 05:18
更新済 2021-01-05 05:27

[ロンドン/ドバイ/モスクワ 4日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は4日、2月の協調減産体制について協議したものの、サウジアラビアとロシアの見解の相違が埋まらず、結論は翌日に持ち越された。

オンライン形式で実施されたこの日の協議では、ロシアが需要回復を理由に産油量の増加を主張したのに対し、サウジは新型コロナウイルス感染拡大を受け新たなロックダウン(都市封鎖)が実施されていることを理由に反対。3時間の討議が平行線に終わったため、結論は翌日に持ち越された。協議は5日GMT1430(日本時間午後11時30分)に再開される。

OPECプラス関係筋によると、ロシアとカザフスタンが増産を支持した一方、イラク、ナイジェリア、アラブ首長国連邦(UAE)が現状維持を主張した。

サウジアラビアのエネルギー相、アブドルアジズ王子はこの日、市場で楽観的な見方が出ているものの、原油需要は脆弱で、新型ウイルス変異種を巡る動向は予測不可能なため、OPECプラスは慎重に対応する必要があるとの見解を表明。「世界の多くの地域で感染が拡大しており、新たなロックダウン措置が導入されている。これにより景気回復ペースに影響が出るのは必至だ」と述べた。

ライスタッド・エナジーのBjornar Tonhaugen氏は「現行の協調減産水準が維持された場合、2月から4月にかけて供給過多が発生すると予想されている。ただ5月以降に需要は回復するとみられるため、OPECプラスが産油量を増加させなければ、市場の需給バランスは対応できる範囲内に収められる」と述べた。

OPECプラスは昨年12月3日、2021年1月から減産規模を日量50万バレル縮小し、同720万バレルとすることで合意。ただ、同年の全般的かつ長期的な方針については合意に至らなかった。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210104T201750+0000

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます