[ロンドン 6日 ロイター] - 英国家統計局(ONS)のニック・ストライプ氏は6日、ツイッターで、2020年はイングランドとウェールズの死者数が過去1世紀超で最も多かったと明らかにした。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)による超過死亡増加が原因という。
過去52週間に両国で確認された死者は約64万4000人と、過去5年平均を7万3000人(14%)上回った。
同氏によると、1900年以降で死者が60万人を上回ったのは、スペイン風邪と呼ばれたインフルエンザが流行した1918年のみだった。
同氏は「超過死亡で見ると、今年初めは過去5年の平均を下回っていた。その後、新型コロナにより春に大きなピークがあり、1回目のロックダウン(都市封鎖)まで続いた」と投稿した。
この数字は、人口調整後の超過死亡が1940年以来最高になることを示している、とも指摘した。