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貧困国のワクチン接種、2月開始計画 製薬会社の協力必要=WHO

発行済 2021-01-12 08:22
更新済 2021-01-12 08:27

[ジュネーブ 11日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のブルース・エイルワード上級顧問は11日、新型コロナウイルスのワクチン購入の国際枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて、貧困国や低所得国のワクチン接種を2月に開始できるようにしたいとの考えを示した。

同氏は「現在、40カ国以上で新型コロナワクチンの接種が始まっている。ただ、これらのワクチン接種はほぼ実質的に全て、高所得国や中所得国で行われている」と指摘し、低所得国や、中所得国の中で比較的所得が低い国でワクチン接種を行う必要があると述べた。

「しかし、われわれだけの力でこれを行うことはできない。コバックス向けの供給ではワクチン製造業者の協力が必要だ」と説明した。

WHOや発展途上国へのワクチン普及を進める国際組織「GAVIワクチンアライアンス」、および「感染症流行対策イノベーション連合」が支援するコバックスは、ワクチン供給に向けこれまで60億ドルを調達し、20億回分のコロナワクチンを確保している。さらに10億回分確保する可能性もある。

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