[ワシントン 12日 ロイター] - ポンぺオ米国務長官は12日、国際武装組織アルカイダがイランに新たな拠点を築いていると非難し、米国が対応できる余地は限られていると述べた。
ポンぺオ長官は明確な証拠は示さなかったものの、イランで昨年、イスラエル工作員に殺害されたと報じられていたアルカイダ幹部の死亡を初めて公の場で確認。さらに、イランがアルカイダに隠れ場所や支援を提供していると非難した。
米紙ニューヨーク・タイムズは昨年11月、1998年にアフリカで起きた2件の米大使館爆破計画に関わったとされているアルカイダ幹部がイランで米国の要請を受けたイスラエル工作員に殺害されたと報じた。イランは国内にアルカイダの「テロリスト」はいないとし、報道を否定していた。
ポンぺオ長官の非難に対し、イランのザリフ外相はツイッターへの投稿で「戦争を挑発するうそ」と一蹴した。