[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米国時間の原油先物は上昇。米国株に連れ高した。米大統領就任式を控え、次期政権の追加刺激策が最終的には世界の経済成長を押し上げるとの楽観的な見方を受けた。
清算値は、北海ブレント先物が1.15ドル(2.1%)高の1バレル=55.90ドル。米WTI原油先物が0.62ドル(1.2%)高の52.98ドル。期近物の2月限は20日に期日を迎える。
この日は米主要株価指数が上昇。銀行大手の好決算やバイデン次期大統領が財務長官に指名したイエレン前連邦準備理事会(FRB)議長の指名承認公聴会での発言が手掛かりとなった。
イエレン氏は議員に対し追加の新型コロナウイルス対策で「大きく行動」するよう呼び掛け、債務拡大につながっても恩恵は代償を上回るとの考えを示した。
ライスタッド・エナジーの原油市場部門責任者、Bjornar Tonhaugen氏は「バイデン政権時代の始まりが迫っているため、発表済みの1兆9000億ドル規模の景気刺激策が市場にもたらす急速なプラス効果が期待されている」と述べた。