[ニューヨーク 19日 ロイター] - バイデン次期米大統領が国土安全保障省長官に指名したアレハンドロ・マヨルカス氏は19日、上院国土安全保障委員会が開いた指名承認公聴会で、議会襲撃事件を受けて過激派の脅威への対応を強化するとし、諜報員に情報収集の権限を与える考えを示した。
「国内過激派の脅威は国土安保省が直面する最大課題の一つ」だと強調した。
マヨルカス氏はオバマ政権で同省副長官を務めた。新型コロナウイルス危機の中、過激派対策のほか、米政府機関への大規模ハッキング、国境警備、移民対応、サイバーセキュリティーなどの問題に取り組む。
就任後最初の重要課題の一つはトランプ政権が導入した移民規制の転換とみられ、公聴会で「初日の政策変更だけでは達成できない。法を執行できるよう基盤を整えるには時間がかかる」と述べた。