[モスクワ 25日 ロイター] - ロシア外務省は25日、反体制指導者ナワリヌイ氏の釈放を求めて23日に行われた「違法な」抗議運動を米大使館が支持したとして、リャブコフ外務次官がジョン・サリバン米大使に抗議したと明らかにした。
23日の抗議行動ではロシア当局が武力でデモを解散させ、3000人以上を拘束。米国務省は抗議者に対する「手荒い手法」を非難するとともに、ナワリヌイ氏と拘束された人々の解放を求める声明を発表した。
ロシア外務省は、米国務省のデモを支持する声明をロシア政府は「容認できない」としていると説明した。
米大使館は、サリバン大使は事前の予定通りリャブコフ次官と電話で会談し、米大使館が抗議デモの前にロシアにいる米市民に対し、治安に関する警告として声明を発表した旨を伝えたと説明した。