[東京 28日 ロイター] - 米共和党の重鎮で2012年の大統領選候補だったロムニー上院議員は東京五輪を観客を制限して開催するよう訴え、新型コロナウイルス下の世界を励ますイベントになると強調した。
ロムニー氏はツイッターに「東京五輪の開催を」と投稿。「アスリートたちは調子を最高の状態にするようにトレーニングを積んできた。会場の観客を制限せよ。いずれにせよわれわれの多くはテレビで観戦する」と指摘した。
その上で「すばらしい競争と国際的なスポーツ精神を世界は待っている」と訴えた。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の高橋治之理事は、東京五輪を予定通り7月に開催できるかどうかは米国やバイデン米大統領の支持が得られるかで決まる可能性があるとの見解を示した。
橋本五輪相は27日、東京五輪の開催は決定済みだと述べ、決まっていないのはどのように安全を確保するかだと説明した。新型コロナ対策を講じなければ五輪の準備ができないと指摘した。