💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

外国軍のアフガン駐留延長へ、4月末の撤退期限以降も=NATO筋

発行済 2021-02-01 13:11
更新済 2021-02-01 13:18
© Reuters. 外国軍のアフガン駐留延長へ、4月末の撤退期限以降も=NATO筋

[イスラマバード 31日 ロイター] - アフガニスタンに駐留する外国軍は、反政府武装勢力タリバンが米国と昨年結んだ和平合意で撤退期限として設定された4月末以降も駐留を続ける計画。北大西洋条約機構(NATO)の当局者らが明らかにした。完全撤退を求めるタリバンとの緊張が高まる可能性がある。

当局者の1人はロイターに「4月末までに連合国は完全撤退しない」と言明し、「条件を満たしていない」ことが理由だとした。バイデン米政権の発足を受けて「政策が変更され、これまで支配的だった撤退の性急さが見直され、もっと計算し尽くした出口戦略になるかもしれない」と語った。

昨年2月に当時のトランプ米政権はタリバンとの和平合意に調印。タリバンが合意を順守すれば、調印から14カ月以内に米軍と同盟国軍が完全撤退すると表明した。

トランプ前政権はアフガン駐留米軍を1月までに2500人に削減している。

NATO筋によると、4月の期限後の計画について検討が行われており、2月に開かれるNATO国防相会合でも主要議題になる可能性が高いという。

アフガン政府とタリバンの和平協議は9月にカタールの首都ドーハで始まったが、国内の戦闘状態が続いている。

NATOのオアナ・ルンゲスク報道官は「必要とされるよりも長いアフガン駐留を望んでいるNATO同盟国はいないが、われわれの駐留は条件に基づいていることも明確にしてきた」と指摘。

NATOによる決定はまだ下されておらず、2月のNATO国防相会合は予見できないとした。「同盟国は引き続き全体の状況を精査し、今後について協議している」とした。

© Reuters. 外国軍のアフガン駐留延長へ、4月末の撤退期限以降も=NATO筋

同報道官によると、アフガニスタンに駐留する米軍など外国軍兵士は約1万人に上る。

NATO筋は駐留軍の規模は5月以降もほぼ同水準にとどまる見通しだが、その先の計画は不明だとした。

米国防総省の報道官は28日、タリバンは合意を守っていないが、米政府は和平プロセスに引き続きコミットしており、今後の駐留軍の規模については決めていないと述べている。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます