[チューリヒ 5日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は5日付のスイス紙ル・タンとのインタビューで、スイスフランへの上昇圧力を緩和することに主眼を置く必要があると述べた。
他の中銀が活用するフォワードガイダンスについて問われ、「われわれのインフレ予測は非常に重要なコミュニケーション手段だ。現時点の予測は非常に低いが、3年先はややポジティブだ」と指摘。
「このため、より制限的な金融政策は現時点で歓迎されない。よって、第一にフランへの圧力に対応する必要がある。スイスのように大きなショックにさらされている開放的な経済では、金利のフォワードガイダンスを利用する可能性は限られている」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210205T190422+0000