[8日 ロイター] - 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は8日、多くの人が迅速に新型コロナウイルスワクチンを接種することが、変異株に対する最良の防御策との認識を示した。
ファウチ氏は、ワクチン供給不足を踏まえ、2回の接種が必要なファイザーやモデルナのワクチンを1回の接種にとどめるという考えは合理的としつつも、有効性を示す研究には数カ月を要するとし、「可能な限り多くの人が1回目のワクチン接種を受け、適時に2回目の接種を受けることを確実にする」というのが引き続き最良のアプローチと強調した。
新型コロナウイルス対策本部のアンディ・スラビット上級顧問は、65歳以上の人を対象にこれまで1700万回分の接種が行われたと指摘。米疾病対策センター(CDC)によると、国民3100万人以上に4100万回分超が投与された。
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