[ワシントン 16日 ロイター] - トランプ前米大統領は16日、共和党上院トップのマコネル院内総務を痛烈に批判する声明を発表した。ホワイトハウスと議会上院の支配を失った共和党の上層部で亀裂が深まっていることが浮き彫りになった。
トランプ氏は声明で、マコネル氏を「陰気で不機嫌」などと批判。「彼に従う共和党上院議員は(選挙で)二度と勝てない」と主張した。
また、2022年の中間選挙について「必要かつ適切なら、米国を再び偉大にする取り組みや米国第一主義の政策を支持する候補を予備選で支援する」と表明した。
マコネル氏は13日、連邦議会占拠を巡るトランプ氏の弾劾裁判で無罪に投票したが、「実質的かつ道義的にトランプ氏に責任があるのは疑問の余地がない」と述べ、前大統領を厳しく非難していた。