[ローマ 18日 ロイター] - イタリアの新首相に就任したドラギ前欧州中央銀行(ECB)総裁は18日、下院で圧倒的な信任を獲得した。既に17日の上院でも信任が可決されており、大連立政権が全力で任務を遂行する道筋が整った。
この日の下院の信任投票結果は賛成が535人で、反対は56人。主要政党で反対票を投じたのは極右「イタリアの同胞」だけだった。
ただ上下両院とも最大議席を持つ「五つ星運動」は大連立参加決定を巡り、内部に亀裂が生じている。18日の信任投票では、所属下院議員189人のうち16人が党議拘束に従わず反対を表明。上院の信任投票でも92人中15人が反対した。