[北京 19日 ロイター] - 中国国家外為管理局は19日、対外投資の一段の拡大を年内に容認する方針を示した。
国内機関投資家に海外証券への投資を認める「適格国内機関投資家制度(QDII)」の投資枠を適切に引き上げるとしている。
金融デリバティブ市場の対外開放を年内に進める方針も示した。
国家外為管理局の資本勘定管理部門トップが、同局の発行する「チャイナ・フォレックス」誌で明らかにした。
個人に対し1人当たり年間5万ドルを上限に海外証券・保険商品への投資を認める案についても、実行可能性調査を実施する。
国境を越えた無秩序な資本フローを防ぐ方針も表明。国内株式・債券市場への海外資本の流出入について監視を強化し、システミックリスクを回避するとも述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210221T001432+0000