[3日 ロイター] - 中国で今週開幕する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)と中国全国政治協商会議(政協)に出席する一部の代表は、新型コロナウイルスの「ワクチンパスポート」を発行することを提案する。
環球時報が3日報じた。
政協委員の朱征夫氏は同紙に対し、海外旅行や国際経済交流を促すため、中国政府がワクチンパスポートを通じて、国際的に相互認証を進めるべきだと発言。核酸試験の陰性証明とワクチンパスポートを提示する入国者を隔離義務の対象外にすることが可能だと主張した。
政協は4日、全人代は5日に開幕する。両会議に出席する代表が提出する新たな法規制案は開催期間中に審議されるが、全てが法制化されるわけではない。
全人代の代表である洪為民氏も同紙に対し、中央政府がワクチンパスポートを発行し、本土と香港で活用すべきだと主張。核酸試験の陰性証明とワクチンパスポートを提示した香港の住民が、隔離義務なしに本土に入ることができる体制を整える必要があると述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210303T033021+0000