[ソウル 4日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、人民の生活改善と5カ年経済政策の実行において市と郡の指導者である書記が持つ役割の重要性を強調した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が4日報じた。
国連特別報告者によると、北朝鮮では極端な新型コロナウイルス封じ込め措置で人権侵害が進み、経済的苦境が深まっている。
金総書記は、市と郡の書記は住民に気を配る責任があり、1月の党大会で提示された国家経済発展5カ年計画に沿って地域の発展を後押しするため、各書記に新しい「転換点」を迎えるよう求めた。
KCNAによると、これとは別に北朝鮮の国会に相当する最高人民会議が3日に総会を開き、社会保障や輸入品の消毒などに関する法律を通過させた。
北朝鮮はこれまでのところ新型コロナの感染症例を何ら公表していないものの、国境の閉鎖措置を発動しているほか、大部分の海外渡航を禁じたり、国内の移動を厳しく制限したりしている。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210304T011909+0000