[ロンドン 3日 ロイター] - 英国のスナク財務相は3日、温暖化対策のひとつである「カーボンオフセット」でロンドンが世界の中心となるため、取り組みを強化すると表明した。
カーボンオフセットは、企業などが二酸化炭素(CO2)排出量の削減目標を達成できない場合、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動などに投資することで、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方。世界的に脱炭素の動きが進む中、今後取引が活発になると見込まれている。
スナク財務相は議会での予算演説で、カーボンオフセットで英国とロンドンが世界をリードするため、ロンドン証券取引所(LSE)のクララ・ファース元最高経営責任者(CEO)をトップとして新たな部門を設立すると説明した。