[ジャカルタ 8日 ロイター] - インドネシア外務省は8日、英製薬のアストラゼネカが開発した新型コロナウイルスワクチン約110万回分を入手したと発表した。
インドネシアはアジアで最も新型コロナ感染件数が多い国の一つ。1月にワクチン接種が始まり、1年以内に1億8100万人を接種することを目指している。
これまで中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)が開発したワクチン約3800万回分を受け取っていた。公式データによると8日時点で310万人近くが接種済み。
インドネシアのルトノ・マルスディ外相は、新型コロナワクチンの公平な供給を目的とした国際的な枠組み「COVAX」を通してアストラゼネカのワクチン約1170万回分を5月末までに段階的に受け取ると述べた。
外相は記者会見で「インドネシアは、国内のワクチンを確保する対策や、ワクチンへの公平なアクセス指針への支持を続ける」と述べた。
国営製薬企業バイオ・ファーマの幹部、Bambang Heriyanto氏はアストラゼネカのワクチンがバイオ・ファーマの施設に保管されると述べた。国家食品医薬品監督庁(BPOM)による緊急使用の承認が下り次第、接種を開始するという。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210308T162343+0000