[パリ 14日 ロイター] - フランスのカステックス首相は14日、3度目のロックダウン(都市封鎖)を回避するため、新型コロナウイルス対策を徹底する必要があると強調した。
国内の感染者は増加傾向にあり、14日に報告された感染者は2万6000人を上回った。専門家からは3度目のロックダウンを導入すべきだとの声が高まっている。
カステックス首相は動画配信サイト「Twitch(ツイッチ)」のインタビューで「ロックダウンを回避するため、全ての対策を行う必要がある」と述べ、ワクチン接種を進め、自分を守り、検査を受けようと呼び掛けた。
14日の新規感染者は2万6343人で、前日の2万9759人からは減少。死者は140人で累計9万0429人となった。
一方、集中治療室に入っている人は57人増の4127人となり、救急蘇生ユニットの稼働率は約82%と、2度目のロックダウンを行った11月下旬以来の高水準に達している。