[東京 16日 ロイター] - 菅義偉首相は16日、衆議院の解散時期に関して「仕事をしっかり行ってきたい、秋までの任期であり、情勢をみて考えていきたい」と語った。
就任から半年が経過したことを踏まえ、記者団との短時間の会見に応じた菅首相は就任半年を「あっという間だった」と振り返り、これからも「新型コロナの感染拡大を食い止め、国民が安心できる日常を取り戻せるよう最優先で取り組んでいく」と強調した。
就任直後に打ち出した看板政策である携帯電話料金引き下げや不妊治療支援について、携帯事業者の競争が進み、不妊治療患者数が増加していると指摘、「スピード感を持って(政策効果を)お届けできたのではないか」と胸を張った。
その上で「コロナ後に日本経済の活力を取り戻せるよう、デジタル、グリーン、地方活性化にしっかり取り組んでいきたい」と述べた。
接待問題による谷脇康彦前総務審議官の辞職については「倫理法に抵触して処分を受けたのは極めて遺憾。総務省で第三者を入れ近く調査した上で対策を取りまとめる」とした。
*内容を追加しました。
(竹本能文)