[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は15日公表した月報で、4月の米国の主要シェール層7カ所からのシェールオイル生産量は前月比日量約4万6000バレル減の約746万バレルにとどまるとの見通しを示した。
ほぼ全てのシェール層で減少する見込みだが、テキサス州イーグルフォード層と、ワイオミング州とコロラド州に広がるニオブララ層ではともに約1万5000バレル減と大幅減少する見通し。
一方、最大の生産地であるテキサス、ニューメキシコ両州にまたがるパーミアン盆地は約1万1000バレル増の430万バレルと、2カ月連続で増加する見込み。EIAは先月、パーミアン盆地の3月の生産量は減少すると予想していたが、最新予想では約37万6260バレル増と、過去最大の増加幅を記録するとしている。
米石油会社は原油価格の回復を受けて掘削リグを徐々に増やし始めているが、需要の回復が緩やかなほか、投資家からの債務圧縮圧力もあり、新規の油井開拓を控えている。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210316T023747+0000