[東京 16日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は16日午後の会見で、米韓合同演習に対して北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が非難する声明を出したことに対し、今後の動向を注視していくとの見解を示した。
加藤官房長官は、重大な関心を持って情報収集・分析を行っており、今回の声明についても「米韓両国と緊密に連携し、注視していく」と述べた。
国営の朝鮮中央通信(KCNA)が16日、与正氏の声明として伝えたところによると、バイデン政権に対し「次の4年間、平和な眠りを望むなら、最初の段階で騒ぎを起こさない方が良い」と語った。
一方、4月の訪米を控え、新型コロナワクチンの1回目の接種をこの日行った菅義偉首相の体調に関しては「何ら問題なく、(その後の)執務を行っている」と述べた。
(田巻一彦) OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210316T082413+0000