[15日 ロイター] - 米バイオ医薬品大手ギリアド・サイエンシズと製薬大手メルクは15日、長期作用型のエイズウイルス(HIV)治療薬の開発を目指し、それぞれの開発中の薬を組み合わせて試験を行う提携を発表した。
契約は非独占契約。現在ある抗HIV薬は1日1回の投与が必要だが、投与の頻度がこれより少なくて済む薬を目指す。両社は開発と商用化にかかる総費用をそれぞれ6対4の割合で分担する。売上高は一定のマイルストーンを超えるまでは折半する。
今回の提携によって、両社は英グラクソ・スミスクライン傘下の抗HIV薬事業、ヴィーブ・ヘルスケアに対抗する。ヴィーブは最近、抗HIV薬「カベヌバ」の服用法に2カ月おきの投与も含めるよう当局に申請した。