[ロンドン 18日 ロイター] - 米俳優ジョニー・デップさんが18日、元妻への家庭内暴力(DV)を認定した英裁判所の判決を巡り、離婚和解金を寄付したという元妻の主張は「計算ずくのうそ」とし、裁判のやり直しを求めた。
ロンドンの高等法院は昨年11月、元妻で女優のアンバー・ハードさんへのDVを報じた英大衆紙をデップさんが訴えた裁判で、度重なる暴力行為でハードさんが命の危険にさらされたと認定し、デップさんの訴えを退けた。
判決を受け、デップさんは映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズから降板した。
デップさんの弁護団はこの日、判決が「明らかに間違っている」とし、控訴裁に審理のやり直しを申し立てた。
弁護団は、ハードさんが2016年の離婚調停で得た700万ドルについて、裁判で説明したような寄付は行っていないとし、こうした事実に基づき審理をやり直したいと述べた。