[ニューヨーク 27日 ロイター] - 米国時間の原油先物相場は小幅高。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は27日、共同閣僚監視委員会(JMMC)の会合を開催し、5月から7月にかけて協調減産を段階的に縮小していく方針を確認した。
ロシアのノバク副首相は、石油市場の状況が「ポジティブであり需要は回復している」としながらも、インドや中南米でのコロナ感染拡大は懸念材料という認識を示した。また、次回のOPECプラスの閣僚級会合は6月1日に開かれ、7・8月の生産水準を検討すると明らかにした。
清算値は、北海ブレント先物が0.77ドル(1.2%)高の1バレル=66.42ドル。米WTI原油先物は1.03ドル(1.7%)高の62.94ドル。
ある市場関係者は「OPECプラスの強気姿勢が追い風となり、限定的ではあるが楽観的な見方が相場に織り込まれた」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210427T222830+0000