[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米国時間の原油先物価格は上昇し、6週間ぶりの高値を更新した。インドやブラジルでの新型コロナウイルス感染拡大を巡る懸念はあるものの、堅調な米経済指標やドル安、需要回復期待などが支援した。
清算値は、北海ブレント原油先物が1.29ドル(1.9%)高の1バレル=68.56ドル。米WTI原油先物は1.15ドル(1.8%)高の65.01ドル。
両先物とも3日続伸し、3月15日以来の高値となった。
ライスタッド・エナジーの原油市場部門責任者、Bjornar Tonhaugen氏は、「夏季はドライブシーズンで米国、中国、英国で燃料消費が増加し始めようとしており、市場はこれを新型コロナの感染拡大に伴うインドでの需要低迷を補うものだと捉えている」と指摘。またドル安が原油価格の支援材料になったと述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210429T205823+0000