[ストックホルム 29日 ロイター] - スウェーデン経済は、第1・四半期に大幅に回復した。新型コロナウイルス感染第3波で政府が規制強化を余儀なくされた中での回復となり、年内に回復ペースが加速するとの期待が高まった。
昨年の国内総生産(GDP)は2.8%減少したが、緩めの規制と、主に自主的な感染対策を選択した結果多くのビジネスが営業を継続でき、多数の諸外国に比べ経済への影響が限定的だったとみられている。
第1・四半期のGDPは前期比1.1%増で、ロイター調査による予想の0.5%増を上回った。
前年同期比では横ばい、予想は1.3%減だった。
ノルデア銀行のエコノミスト、Torbjorn Isaksson氏は、「2021年通年のGDP伸び率は4.0%とみている。きょうの強いGDPの数字を踏まえると、予想を上方修正する必要が大いにあるかもしれない」と述べた。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210430T025027+0000