[ワシントン 18日 ロイター] - 米国務省のプライス報道官は18日、トルコのエルドアン大統領がユダヤ人について述べた最近の発言を反ユダヤ主義だと強く批判した。
プライス報道官は声明で「エルドアン大統領や他のトルコ指導者らに対し、さらなる暴力をあおりかねない扇動的な発言を控えるよう求める」とし、「反ユダヤ主義的な発言が許される場所はない」と強調した。
米国がエルドアン氏のどの発言を反ユダヤ主義的と見なしているかは具体的に示さなかった。
エルドアン氏は今月、イスラエル警察がエルサレムで投石するパレスチナ人に対しゴム弾を使用したのを受けてイスラエルを「テロ国家」と呼んだほか、同国によるパレスチナ自治区ガザへの空爆も批判している。
また、イスラエルとパレスチナの衝突を巡る西側諸国の対応についても不十分と指摘。米国について「血まみれの手で歴史を書いている」などと批判した。