[ガザ 20日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの高官は19日、イスラエル軍との戦闘について、数日以内に停戦で合意できるとの見通しを示した。
バイデン米大統領は同日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談を行った。ジャンピエール米大統領副報道官は会談後記者団に、「大統領は、停戦への道筋として、きょう大幅な緊張緩和を期待していると伝えた」と説明した。
エジプト安保関係者によると、イスラエルとハマスは関係国の仲介を受け、停戦に向け大筋合意。しかし、詳細を巡る交渉が秘密裏に続いているという。
ハマス高官はレバノンのアルマヤディーンテレビに対し「停戦に向けた努力は実ると思う」と述べ、「1─2日以内に停戦で合意できると期待している。停戦は双方の合意に基づき成立する」と語った。
イスラエルのコーヘン情報相は国営ラジオの番組で、21日から停戦が始まるとの見方を否定し、「われわれが非常に強い国際的な圧力に直面しているのは確かだ。目的を達成したと判断したら作戦を終了する」と述べた。
アラブ系メディア、アルジャジーラは、国連で中東和平を担当するTor Wennesland氏は、ハマスの指導者ハニヤ氏とカタールで会談する予定だと伝えた。
米国や中東諸国は停戦に向けた外交努力を続けてきた。