[ロンドン 21日 ロイター] - 調査会社ユーガブが21日に公表した調査では、英国の君主制への支持が若者の間で低下していることが明らかになった。
18─24歳の41%が選挙で国家元首を決めるべきだと回答。君主制を支持する人の割合は31%にとどまった。2年前の調査では、君主制を支持した若者の割合が46%で、反対の26%を上回っていた。
ただ、全体でみると、君主制を支持した人は61%と、反対派(25%弱)よりも多かった。
エリザベス女王の在位中に君主制が廃止される可能性は低いものの、王室では若年層の支持低下に懸念が浮上している。
25─49歳の年齢層では、君主制支持派が53%で、2019年に行った同様の調査から5ポイント低下した。選挙による元首選出を支持した回答者の割合は4ポイント上昇した。
65歳以上では、君主制支持派は81%で、前回とほぼ変わらなかった。調査は4870人の成人を対象に実施した。