[22日 ロイター] - ミャンマー第2の都市マンダレーで、国軍の治安部隊と新たに結成された民兵組織が衝突した。民兵組織のソーシャルメディア投稿やメディア報道で明らかになった。
国軍が2月にクーデターで政権を掌握して以降、国軍に対抗するための独自の部隊「国民防衛隊」がミャンマー全土で結成され、これまで主に地方の農村部などで、軽武装の民兵が国軍と衝突していた。
一方、マンダレーの新たな国民防衛隊と名乗る組織は、国軍の攻撃に反撃したと明らかにした。この組織のメンバーはフェイスブックに「拠点の一つが侵略されたので報復した」と投稿した。
地元ニュースサービスのKhit Thitによると、国軍は3台の装甲車の支援を受けて民兵が拠点としているマンダレーの寄宿学校を包囲した。
軍事政権のスポークスマンはコメントの要請に応じていない。
民兵組織の攻撃を受けて国軍は他の地域でも砲撃や空爆を行っており、双方に死傷者が出て、多くの人が住居を追われている。