[リマ 22日 ロイター] - 米国務省は22日、今月6日に行われたペルー大統領選決選投票は「民主主義の模範」とし、公正だったとの評価を示した。
開票の暫定値では、急進左派ペドロ・カスティジョ氏が中道右派ケイコ・フジモリ氏に僅差で勝利した。ケイコ氏は選挙に不正があったとして一部の票の無効を主張、当局が申し立てを精査している。
米国務省のプライス報道官はワシントンで声明を発表し、「われわれはペルー当局が新型コロナウイルス感染症の流行という困難な状況下にもかかわらず、自由で公正かつ(投票への)アクセス可能な選挙を平和裏にふたたび実現したことに祝意を表する」と表明した。
さらに、「今回の選挙は地域における民主主義の模範だ。ペルーの法律に基づいて選挙結果を認定し、公表するための時間を選挙管理当局に与えることをわれわれは支持する」とした。