[メキシコ市 28日 ロイター] - メキシコの最高裁判所は28日、政府と議会は嗜好用マリフアナの使用を合法化すべきとの判断を下した。
嗜好用マリフアナの合法化法案の審議が頓挫している上院に承認を求める圧力が高まるとみられる。
ロペスオブラドール大統領が支持する同法案は、長年にわたり麻薬カルテル間の抗争に悩まされてきたメキシコに大きな変化をもたらし、米国やカナダのマリフア関連企業に巨大な市場を開放する可能性がある。
アルトゥーロ・サルディバル最高裁判事は、自身のツイッターに「自由のための歴史的な日」と書き込んだ。
最高裁によると、28日に発せられた宣言は、保健省が嗜好用マリフアナの消費に関連した活動を認可する上で法的障害を取り除くものという。
今回の判決は、マリフアナとその主要な活性成分であるTHCの非医療的・科学的使用禁止の合法性を巡り、長きにわたって争われてきた裁判の最終段階となる。