[ワシントン 1日 ロイター] - ヌーランド米国務次官は1日、アフガニスタンからの退避を望む全ての米国人と米永住権(グリーンカード)保持者を退避させるため、イスラム主義組織タリバンとの対話継続を含め、あらゆる手段を尽くすと述べた。
ヌーランド氏は記者会見で「米国はタリバンの言葉ではなく、行動を信用する」とし、「過去の行いを踏まえると、タリバンは多くのことを実証しなくてはならない。前回の政権奪取時とは全く異なる方法でアフガニスタンを治める必要がある」と述べた。
ヌーランド氏は、アフガニスタンに今も残留している米国人の数は100─200人と推定しているとし、退避を望む米国人と永住権保持者のほか、米国に協力した人々が国外に出るまで、米政府の退避計画は終わらないと語った。
国務省のプライス報道官は、退避を望んでいる米永住権保持者の数について、国務省は把握していないとしている。