[ソウル 2日 ロイター] - 北朝鮮の動向を監視する2組織によると、同国の軍隊が軍事パレードの準備をしているとみられることが商業衛星の画像で確認された。
可能性のあるパレードの日取りは確認されていないものの、北朝鮮は近年、軍事パレードを利用して大型弾道ミサイルを含む新兵器を誇示している。
米国に拠点を置く「38ノース」プログラムは2日のツイートで、平壌の美林(ミリム)訓練場での軍隊の配置を示した衛星画像に触れ、「大規模パレードの訓練は通常、1─2カ月(時にはそれ以上)前に始まる」と説明。昨年と同様、10月の実施を示唆している可能性があると付け加えた。
今年1月にも夜間軍事パレードが行われた。
ソウルに拠点を置く「NKプロ」は2日のリポートで、8月30日の衛星画像では訓練場内に軍用トラック数十台および兵士各300人前後の少なくとも14個集団が配置されているようだとした。今月1日の画像でも軍隊が確認されたという。
今後の北朝鮮の祝日には9月9日の建国記念日、10月10日の朝鮮労働党創建記念日が含まれている。
NKプロによると、北朝鮮はまた、金正恩朝鮮労働党総書記が軍最高司令官になって10周年となる10月8日を祝おうとしている可能性もある。