[バンダルスリブガワン 4日 ロイター] - 東南アジア諸国連合(ASEAN)のエルワン・ミャンマー特使は4日、ミャンマー軍政側と同国訪問の条件について引き続き協議していると述べた。民主化指導者のアウン・サン・スー・チー氏への接触を求めたことも明らかにした。
エルワン特使はロイターに対し「ミャンマーを訪問するのが急務だが、その前に確認しなければならないことがある。自分が何をすべきか、訪問した時に(軍政に)何が認められるのか、明確なイメージを描ける必要がある」と語った。
エルワン特使は、ASEAN首脳会合が予定される10月下旬までの訪問を希望しているが、日程は確定していないと述べた。
国軍から訪問の条件など提示されていないという。
エルワン特使は、ミン・アウン・フライン国軍司令官を議長とする行政評議会に、スー・チー氏と接触できるよう要請を出したと述べた。ただ、スー・チー氏との接触は、4月にASEANがまとめた5項目の合意の必須条件ではないと説明した。
ミャンマー国軍報道官のコメントは得られていない。